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【アースデイ東京2015オフィシャル勉強会 〈エネルギー〉】「双子の核とヒバクの歴史」

東京都

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『日時』
平成27年1月30日 18:00~20:30

『場所』
地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
(東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F)

『対象』アースデイ東京2015関係者、外部団体他

『申し込み方法』
アースデイ大学HPよりエントリー:http://earthday-u.jp
アースデイ大学メール:info@earthday-u.jp

『セミナーの詳細説明』
タイトル:
【アースデイ東京2015オフィシャル勉強会 〈エネルギー〉】
「双子の核とヒバクの歴史」

講師:
《豊崎博光(とよさき ひろみつ) 》1948年神奈川県生まれ。フォトジャーナリスト。アメリカの核実験の被害を受けたマーシャル諸島の人々の取材をきっかけに、アメリカ、太平洋の島々、オーストラリア、カナダ、旧ソ連、ドイツなどのウラン鉱石の採掘と精錬、原発運転と原発事故、核実験、核廃棄物処理などによるヒバクシャを取材。95年、第一回平和・協同ジャーナリスト基金賞を「アトミック・エイジ」(築地書館)で受賞。≪著書≫「核よ驕るなかれ」(講談者)、「グッドバイ・ロンゲラップ」(築地書館)など。
《満田夏花(みつだ かんな)》 国際環境NGO FoE Japan理事、原子力市民委員会座長代理。20mSv基準撤回や避難の権利確立のための運動、脱原発の実現に向けた各種活動に従事。共著に『福島と生きる: 国際NGOと市民運動の新たな挑戦』(2012年、新評論)、『「原発事故子ども・被災者支援法」と「避難の権利」』(2014年、合同出版)、『福島への帰還を進める日本政府の4つの誤り』(2014年、旬報社)。

内容:
<第1部:豊崎博光>
「核兵器から原発へ〜双子の核とヒバク」
内容:核兵器と原発-双子の核と言われるこの二つは、その生い立ちから深く結びついています。第二次世界大戦後の核軍拡競争の最中に、核の平和利用として生まれた原発は、ヒバクなどの危険性を十分に知らされないまま、日本や世界各国へと広がっていきました。そして、世界各地での核実験、スリーマイル島やチェルノブイリの原発事故、核兵器や原発の原料・燃料を算出するウラン鉱山などによって、世界は放射能に汚染され、数え切れないほどのヒバクシャを生み出してきました。

 戦後70周年の今年、この双子の核を中心に戦後のエネルギー問題をルーツからたどり、私たちが使ってきたエネルギーが、どんなヒバクを生み出してきたのかを、フォトジャーナリストの豊﨑博光さんに、豊富な写真を交えて語ってもらいます。

<第2部:満田夏花>(FoE Japan、原子力市民委員会座長代理)

「切り捨てられる原発事故被害と再稼動政策」
 福島第一原発事故後には、原発事故の再発防止のために、新たに原子力規制委員会が設置され、新規制基準が制定されました。しかし、同委員会は、避難計画や火山のリスクなどに十分な配慮をすることなく、川内原発の再稼働に向けた手続きを進めるなど、そのあり方に疑問が投げかけられています。
また、福島では甲状腺がんの子どもたちが100人以上見つかっています。にもかかわらず、国は実質的な被ばく低減策や健診を進めるどころか、住民の意に反した帰還促進を進めています。FoE Japanなどの市民グループは、こうした政策に異議を申し立て、基本的人権として、被ばくを避ける権利を主張しています。福島第一原発事故後のこうした課題を、FoE Japan の満田夏花さんに解説してもらいます。


企画:アースデイ東京2015実行委員会
運営:任意団体 アースデイ大学
申込:earthday.u@gmail.com
   ※お名前・アドレス・所属・団体名を明記の上申込みください
資料代:500円