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12/18水俣セミナー 若松英輔講演会「石牟礼道子の詩学―『苦海浄土』と沈黙の語り手」

東京都

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水俣フォーラムでは、「水俣」をさまざまな角度から考える講演会を開催しています。映画やスライドの上映などもおりまぜながら、あまり堅苦しくない集まりをめざしています。私たち自身の生活や社会を問い直すヒントにあふれる催しです。どなたでも、どうぞお気軽にご参加下さい。

第106回 若松英輔講演会「石牟礼道子の詩学―『苦海浄土』と沈黙の語り手」
福島原発事故を生み出してしまったものへの考察の気運を背景に、10年の歳月をかけて先ごろ完結した全集刊行は、石牟礼文学の新たな読み手を獲得しました。その代表格とみられるのが、気鋭の思想家・批評家であり「三田文学」編集長をつとめる講師です。

かけがえのない伴侶を悪性腫瘍で失った経験をもつ講師の考察は、より沈潜して死者の言葉に耳を傾け、その存在の意味をていねいに照らし出します。石牟礼道子を通して水俣病患者が私たちに語りかけるものとは。

【講師プロフィール】
若松英輔(わかまつえいすけ)
1968年生まれ。慶応義塾大学文学部仏文科卒業。批評家、思想家。
「越知保夫とその時代」で第14回三田文学新人賞受賞。著書に『涙のしずくに洗われて咲きいづるもの』(河出書房新社)、『魂にふれる』『池田晶子 不滅の哲学』(ともにトランスビュー)、『井筒俊彦―叡智の哲学』(慶應義塾大学出版会)、『岡倉天心「茶の本」を読む』(岩波書店)など。2013年より刊行の『井筒俊彦全集』(慶應義塾大学出版会)の編集にも参画。
公式ホームページ http://yomutokaku.jp

【日時】2014年12月18日(木)午後7時~9時 (30分前開場)
【会場】常圓寺 祖師堂講堂(地下1階)
    東京都新宿区西新宿7-12

    地下鉄大江戸線「新宿西口」駅より徒歩4分
    西武新宿線「西武新宿」駅より徒歩5分
    地下鉄丸ノ内線「新宿」駅より徒歩6分
    JR・小田急・京王線「新宿」駅西口より徒歩7分

【参加費】1000円(高校生以下700円)
【申込み】事前の申込みは不要です。当日会場に直接お越しください。

*終了後、会場近くの飲食店で交流会を行います。参加費は自己負担となります。どうぞご参加ください。