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未来の語り部会議~いのちとくらしを結び直すVol.2

千葉県

未来の語り部会議~いのちとくらしを結び直すVol.2
   この事業は、独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて行われます。

日時:2013年3月9日 13:00~16:30
場所:ハーブプラネット  千葉県佐原市本矢作214

「生き方」の新しい脚本はかけるだろうか?
生物多様性の視点から 地域と地球の未来を考える
主催:国連生物多様性の10年市民ネットワーク

2012年3月、50名の農に関わる多様な人々が参加して温かく盛り上がった「未来の語り部会議」から1年。種蒔きの春がきましたが、ここで一旦、今の私たちの立ち位置を確認してみませんか?
... 社会は学ぶどころか迷走してない?
遠のいてゆく記憶の中で、私たちはどうでしょう。時間に追われ、過疎に直面し、家の切り盛りに奔走しながら、まるで何もなかったかのように繰り返す日常。それでも分岐点でのそれぞれの選択で、着実に新しいものが生まれてきているようです。
第二回の未来の語り部会議では、cop11参加者の報告をきっかけに「まっとうに生ききる」ことについて哲学しましょう。
そして、土地にとどまり不条理を乗り越える努力をしてきた人々どうしの言葉を超えた共感を土台に、地域間のつながりを深めましょう。

リソースパーソン
インドで開催された生物多様性条約第十一回締約国会議に福島から参加した有機農家の浅見さんと研究者で有機農業学会副代表の長谷川さん、そして種子と農民の権利をテーマに参加した浜口が報告します。

・浅見彰宏 「世界に向けて発信したこと~農業と原発は両立しない」 1969年、千葉県生まれ。福島県喜多方市山都町在住。ひぐらし農園主宰・福島県有機農業ネットワーク理事。近著『ぼくが百姓になった理由〈わけ〉――山村でめざす自給知足 (有機農業選書 3)』は、元エリートビジネスマンが、過剰消費社会に疑問をもち一念発起! 会津の山村へ移住して有機農業(稲作、野菜、採卵鶏)で自立し、江戸時代から続く水路を守り、地域社会の担い手として活躍する社会派農民の書き下ろしとして多くの支持がある。

・長谷川浩  「福島の有機農家の現状と今後」 
1960年、岐阜県生まれ。福島市在住。日本有機農業学会副会長、福島県有機農業ネットワーク理事、元市民放射能測定所理事。2012年3月11日の発行された『放射能に克つ農の営み―ふくしまから希望の復興へ』では、報道で伝えられない現状を明らかにし、福島の住民・農業者に寄り添いながら第一次産業の復興によって脱原発社会を提言し好評である。共著=『有機農業研究年報1~8』(コモンズ、2001~2008年)。

・浜口真理子  「自然と資源化~種子はだれのもの?」
UNDB市民ネット幹事  CSOピースシード共同代表 2000年のピースシード設立以来、種子保全に関する事業に取り組む。リオ+20やCOP11に参加。種子保全の視点から「食糧主権と生物文化多様性に関わる農民の権利」について提言。海外のシードセイバー、活動家及び団体とネットワークを築き意見交換を行う。 たねとりワーク、シードバンク運営、講演や執筆など幅広く活動。現在「たねの学校」を準備中。

他、前回ご参加いただいた国際自然保護連合日本委員会会長の吉田正人先生、「みみず物語―循環農場への道のり」の著者で自家採種もされている有機農家、小泉英政さんに打診中です。

会場 : 木工アーティスト中村直人さんのハーブプラネット。ツリーハウスもある広々した里山カフェです。

定員:30人ほど 要予約 http://www.facebook.com/home.php#!/events/502958416413018/
ひとつの輪で話せて全員が知り合える規模で開催

参加費:無料 夕方からの美味しい懇親会は有料。
夕方からは懇親会。有機野菜の美味しい料理でパーティーです。
持ち込み自由。会費は1500円くらい(計算中)
前回からそのままになっている、ちば生物文化多様性ネットワークの今後についても話します。たくさん増えているちばでの活動を紹介し合う場にしましょう。