イベント・セミナー

里地里山と生物多様性シンポジュウム

福井県

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 (里地里山保全再生全国フォーラム
      フォローアップイベント)
 里地里山と生物多様性シンポジュウム
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●日時 平成21年2月22日(日曜日)午後1時~午後4時
●場所 越前市福祉健康センター
 福井県越前市府中1-11-2(武生駅横 アルプラザ4階)
●内容
話題提供1
 常冨 豊さん(環境省中部地方環境事務所統括自然保護企画官)
     里地里山の魅力とはこれだ。
     自然保護企画官として感じる考える里地里山の魅力のお話
話題提供2
 原野スキマサさん(生物多様性フォーラム理事・環境ジャーナリスト)
     ドイツで開催「生物多様性条約締約国会議」に出席してみて
     生物多様性条約締約国会議に出席して見て聞いて体験した事のお話
話題提供3
 長野義春さん(越前市エコビレッジ交流センター指導員)
     里地里山と生物多様性条約の接点
     生物多様性条約での議論と里地里山との接点についてのお話

ゲストパネリスト
 稲葉 洋さん(水辺と生き物を守る農家と市民の会)
     全国フォーラムで発表して見て聞いて経験した目線から
話題提供者の講演の後に以上のメンバーでパネルディスカッションを行います。

●生物多様性条約について
 2010年に名古屋で生物多様性条約締約国会議が開催されます。この会議には、約170ヶ国の政府代表・国際機関・NGOなど約7,000人が集まり、約10日間議論する国際会議です。生物多様性条約は、1992年にリオ・デ・ジャネイロで開催された国連環境開発会議(地球サミット)で採択。気候変動枠組条約も同じ地球サミットで採択されたため、「気候変動枠組み条約」と「生物多様性条約」は双子の条約と例える場合もある。

●背景と趣旨
 見直しがなされた国の生物多様性国家戦略において3つの危機が指摘されました。その内の1つに、第2の危機として「里地里山など人為的に管理され、守られてきた自然に対する人間の働きかけの減少」が指摘されています。里地里山など人々が関わってきた自然は、日本の国家戦略に取り上げられるほど危機的状態になっています。また、2010年には愛知県名古屋市において生物多様性条約締約国会議が開催されます。この締約国会議において、日本は「SATOYAMAイニシアティブ」を提案する予定になっています。
 里地里山のノウハウは世界的に見ても誇れるものがあるようです。今回は世界的な目線と越前市の地域的な目線の両方から見て、里地里山の魅力をどのように活用、発展、発信させるべきか考えます。平成20年10月に越前市で開催した「里地里山保全再生全国フォーラム」の開催を記念して、そのフォローアップイベントとして実施します。

●主催  越前市エコビレッジ交流センター
●参加費 無料
●会場までの交通
 会場である越前市福祉健康センターは、JR武生駅の横にあるアルプラザの4階です。JR「武生駅」より1分、福井鉄道「武生新駅」より2分、越前市民バス、福鉄バスの「武生駅」が最も近い停留所です。
●駐車場
 アルプラザの立体駐車場をご利用ください。環境保全のため、できるだけ公共交通機関の利用、車の相乗りをお願いいたします。

●話題提供者の紹介
 常冨 豊さん(環境省中部地方環境事務所統括自然保護企画官)
1992年環境庁に入庁、富士箱根伊豆国立公園管理事務所(箱根町湖尻)、環境庁企画調整局地球環境部環境保全対策課などを経て、2001年に中央省庁再編により環境省となる。その後、環境省環境研修センター教務課長などを経て、2007年4月より環境省中部地方環境事務所統括自然保護企画官。中部地方環境事務所は富山、石川、福井、長野、岐阜、愛知、三重県が管轄(ただし自然系業務については、富山、長野については長野自然環境事務所が管轄)。2010年に生物多様性条約締約国会議COP10が開催されるため、中部地方管轄の統括自然保護企画官として、締約国会議開催に向け、地方自治体や関係機関、NGO等との相談や対応に追われている。

 原野スキマサさん(生物多様性フォーラム理事・環境ジャーナリスト)
1960年、伊勢平野の農村部に生まれる。大学で社会福祉学・心理学を学び、卒業後は心療内科で心身症などの治療に従事。この頃から“現代人の健康と環境”についての考察をはじめる。現在、フリーランスで企画・編集・執筆(医療・健康、教育、環境、サブカルチャーなど)を行う。2008年4月、NGO「生物多様性フォーラム」を設立し、CBD/COP9(同年5月/ドイツ・ボン)、市民サミット2008(同年7月/札幌)、ラムサール条約締約国会議COP10(同年10-11月/韓国・チャンウォン)などに参加する。生物多様性フォーラム 理事・事務局、NPO法人 表浜ネットワーク 世話人。

 長野義春さん(越前市エコビレッジ交流センター指導員)
総合環境研究所、(財)中海水鳥国際交流基金財団、NPOの環境教育専門職員を経て2005年より現職。国際湿地保全連合のアジア・太平洋地域渡り性水鳥保全戦略の立ち上げに参画。地球生物多様性フォーラム(コスタリカ)では「水田の生物生息地としての機能」について説明(1999年)。生物管理を考える「タヌキワークショップ」のファシリテーターを務めるなど環境教育の研修やプログラムを企画運営している。環境庁野生生物保護対策検討委員、環境省・文部科学省「環境教育指導者育成事業」検討委員、文部科学省「環境教育担当教員講習会」の講師などを務める。

●問合せ先
 越前市エコビレッジ交流センター
 〒915-1225 福井県越前市湯谷町25-25-2
 TEL・FAX 0778-28-1123
 E-mail:ecovilg@tk.ttn.ne.jp
 http://www.ttn.ne.jp/~ecovilg