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抗生物質の使用を考え直す
東京都
開催日
2002年8月21日(水)
投稿団体
URL
場所:食糧会館(有楽町線麹町駅下車徒歩1分)
時間:13時30分~15時30分
「MRSAが病院の外にも増えている」
平松啓一 順天堂大学教授
「耐性菌が蔓延する小児医療」
寺澤政彦 てらさわ小児科院長
抗生物質が効かなくて、アメリカでは年間2万人が亡くなっています。耐性菌が蔓延し、院内感染は制御不能に近づいているのです。
異変は病院外でも起こっています。1990年頃から、オーストラリア、アメリカなどで、体の弱っていない人が抗生物質耐性菌MRSAの感染を起こすようになり、ヨーロッパ、台湾からも報告されています。
日本でも病院のタイプとは異なるMRSAが、健康な子どもたちに広まっていることが確認されました。健康な子どもでも、風邪をひいたりすると、この「市中獲得型MRSA」に感染するおそれがあります。その場合は、抗生物質が効きにくいため危険です。
社会全体で構成物質の使用を考え直していくため、一般向けにわかりやすい講演会を開催します。質疑の時間もありますので、多くの方の御参加をお待ちしています。