イベント・セミナー

抗生物質の使用を考え直す

東京都

場所:食糧会館(有楽町線麹町駅下車徒歩1分)
時間:13時30分~15時30分

「MRSAが病院の外にも増えている」
  平松啓一 順天堂大学教授
「耐性菌が蔓延する小児医療」
  寺澤政彦 てらさわ小児科院長


 抗生物質が効かなくて、アメリカでは年間2万人が亡くなっています。耐性菌が蔓延し、院内感染は制御不能に近づいているのです。

 異変は病院外でも起こっています。1990年頃から、オーストラリア、アメリカなどで、体の弱っていない人が抗生物質耐性菌MRSAの感染を起こすようになり、ヨーロッパ、台湾からも報告されています。

 日本でも病院のタイプとは異なるMRSAが、健康な子どもたちに広まっていることが確認されました。健康な子どもでも、風邪をひいたりすると、この「市中獲得型MRSA」に感染するおそれがあります。その場合は、抗生物質が効きにくいため危険です。

 社会全体で構成物質の使用を考え直していくため、一般向けにわかりやすい講演会を開催します。質疑の時間もありますので、多くの方の御参加をお待ちしています。