政策提言入門セミナー in 千葉【開催報告】
2011年11月16日
政策提言入門セミナーin千葉 ~地域課題の解決に向けて協働したい人を考えてみよう~【開催報告】
新しい公共の担い手として、NPOや市民の役割が大きくなっています。また、市民の視点を大切にしたいわゆる「事業仕分け」の動きが地方公共団体から政府へとひろがってきています。環境行政の分野では、以前より政策提言やアセスメントなどで市民・住民の政策提案を大切にしてきました。こうした動きをより広めていく上で、市民の側からの政策作りにとって、何が大切なのでしょうか。
このセミナーでは、千葉県柏市にある「こんぶくろ池自然の森」の保全活動を事例にしつつ、政策提言のプロセス、とりわけステークホルダーをどう特定し、どう協働していくかを考えることをテーマに、ワークショップを開催しました。
開催概要
- 日時:2011年10月31日(月)18:30~20:30
- 場所:柏コミュニティカレッジ(KCC)(千葉県柏市柏3-5-7 オークビル2階)
- 参加人数:25名
- 主催:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)、環境省関東地方環境事務所
- 協力:NPO支援センターちば
【プログラム】
| 18:30 | 開会 挨拶 関東地方環境事務所 |
| 18:32 | セミナーの趣旨説明 |
| 「市民による政策提案について」概要説明 | |
| 18:45 | 事例紹介 こんぶくろ池自然の森 |
| 「NPO法人こんぶくろ池自然の森」 会長 森 和成氏 | |
| 19:00 | ステークホルダー巻き込みの観点から、事例について質疑応答 |
| ・柏市公園緑政課よりコメント | |
| 19:15 | ワークショップ |
| 20:30 | 閉会 |
【主な内容】
- 主旨説明
コーディネーターの滝口直樹氏より、市民からの政策提案・提言を巡る状況について、ミニレクチャーがありました。
・環境教育等促進法が大幅に改正され、「協働取組の推進」を環境政策に導入することが法律に明記され、市民による政策提案も規定された。生物多様性保全活動推進法でも推進計画についてのNGOの提案が位置づけられた。環境省ではNGO/NPO企業環境政策提言事業を10年も継続実施している。
・国際的にもリオ宣言からオーフス条約へと政策への市民参加が深めらてきた。
・政府の推進する「新しい公共」でも市民の政策提案や政策実施への参加が重視されている。
・各自治体でも、市民提案型の政策実施の制度化が進んでいる。
こうした背景を受けて、市民による政策提案がとても大切になっている。特に、必要な関係者を見つけ、それらの関係者が協力して(協働で)、効果的に課題解決につなげていくことが大切、そのためのヒントを今日は考えたいと、セミナーの趣旨を説明。
- 事例紹介
NPO法人こんぶくろ池自然の森 会長 森和成氏

計画策定段階から参加してもらうことが大切。自分たちのものという意識を持ってもらうことができる。できあがった計画を実施してもらう、という形では参加してもらえない。
柏市の動き方は、そうであった。我々も所有感を持ってやることができた。
志、ミッションを共有することが大切。そこが共有できていれば、活動の手法について少々議論があっても、活動は揺るがない。
○柏市公園緑政課南條課長よりコメント
こういう形の公園は初めてで、市は中立的な立場にはなりにくい。計画を作るときに市民にはいっ ていただき、中立的な立場で学識経験者にはいってもらった。その学識経験者が、現在のアドバイザーにもつながっている。学識経験者の中立的なアドバイスによって、まとめていくことができた。
質疑では、目的・志をどう共有するのか、地域との連携などについて、質問意見交換がありました。
- ワークショップ
4グループに分かれ、それぞれの課題について、各自シートに記入をした後、解決のための関係者や協働取組について、グループ討議・共有を行いました。

- 参加者各自の課題について、シート記入
- 取り組みたい課題
- 課題解決のために関わるべき関係者(ステークホルダー)は誰か
- 関係者に関わってもらうための障害・課題は何か
- その題解決のために必要な手法は何か
- 各グループにおいて、シートの記入内容について議論、アドバイス
- 各グループから、ひとつの事例を選んで、グループでの議論の中身も含め全体発表。
地域での放射線量の測定・除染、里山の自然公園化、谷津干潟の保全などが事例として発表されました。
【アンケート結果(回答25名中16名)】 ※各グラフをクリックすると拡大します

























