GEOCスタッフブログ

ブルーフラッグ交流会に参加しました

「ブルーフラッグ」という国際環境認証があるということをご存知の方は少ないかもしれません。
これはビーチやマリーナを対象として、その水質、環境マネジメント、環境教育、安全とサービスの状況が国際的に優れていると認証されるヨーロッパで始まった制度です。世界50の国と約4000箇所で取得されているそうです。

この認証を日本で初めて取得しようとしているのが、福井県高浜町です。
若狭湾を臨む高浜町のビーチは本当にきれい。このきれいな海は町の人々の努力によって支えられています。地域の誇りであるこの浜を、国際認証を取得することで世界の人にもわかってもらいたい。そんな気持ちから始まった活動だそうです。

日本にはまだない「ブルーフラッグ」なるもの。地域の中でみんなが知っているとまではなかなかいきません。そこで観光協会では清清しい青色の旗をつくり町内のお店などに設置、みなさんの目に止まるような工夫をしています。また、10月17日には町内で交流会を開催することとなり、GEOCからも参加してきました。

交流会は海辺での体験メニュー、シンポジウム、懇親会の3本だて。ブルーフラッグの説明やほかの取得ビーチの魅力について伺ったり、高浜のビーチをどんな風にデザインするかを共有したり。最後の座談会では取得に向けてそれぞれの立場で参画している町の方々の意気込みについてお話しを伺いました。

 

僭越ながらパネリストとして登壇させていただき、取得のために外部の基準を持ってきて機械的に進めるのではなく地域の方と自分たちの活動を通じて本質的な仕組みを協働で作っておられることについてコメントさせていただきました。

認証制度の怖いところは、取得が目的になってしまいがちなところ。でも高浜の方々は、今、自分たちがやっていることが繋がったその先に、認証制度の基準クリアがあると考えています。またその取組みが深まり地域にとっても良い効果を生むことを大切にしておられました。

  


もうひとつ印象的だったのは海を観光資源としてではなくみなさんの「庭」のように大事にする日本らしさがでていること。海外のブルーフラッグビーチを知っている観光客がいらした時にも、日本の自然を尊重する文化と共にビーチを楽しみ、その中で高浜のファンが増えていくのではないかと思いながら帰ってきました。
その先に、認証制度の基準クリアがあると考えています。またその取組みが深まり地域にとっても良い効果を生むことを大切にしておられました。

ブルーフラッグについて(FEE Japan)
http://www.feejapan.org/blueflag/
ブルーフラッグ取得をめざして(若狭高浜観光協会HP内)
http://www.wakasa-takahama.jp/blueflag/index.html

金沢でSDGsを考える

 2015年9月25日、ニューヨークの国連総会初日に、持続可能な開発目標(SDGs)が採択されました。この17分野169項目に及ぶ目標数からも、世界中に広がる問題の多様性と複雑性を伺い知ることができ、またそのどれもが、緊急度が高く、一部の国や地域、人だけでは解決しない問題だと感じます。では、今後私たち一人ひとりはどのような行動を起こすべきなのか――。

 まさにそれを考えるためのワークショップが、国連総会閉会直後の10月3日、石川県立金沢泉丘高等学校にて開催されました。主催は、Post2015プロジェクト国連大学サステイナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティングユニット(UNU-IAS OUIK)で、共催は持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN Japan)。同校は文部科学省によるスーパーグローバルハイスクール(SGH)平成27年度指定校で、在学1年生24名に、いしかわ国連スタディビジット・プログラム参加OG・OB6名を加えた総勢30名は、いわば石川県出身で次代のグローバルリーダーになり得る若者たちです。

 本ワークショップでは、「SDGsから考える北陸地方の問題:教育、雇用、地域格差など」について議論することになりました。冒頭、Post2015プロジェクトメンバーの北村友人氏(東京大学大学院教育学研究科 准教授)小坂真理氏(慶応大学大学院政策/メディア研究科蟹江研究室 特任助教授)が、趣旨説明の中で「SDGsの目標年である2030年にむけて、いま高校生の皆さんが、まさに社会の中心になっていくその過程で、何を考えていくべきなのか。今日がそのきっかけになればいい」(北村氏)、「国連で決めただけでは物事は進まない。目標を立てたなら、それに向かって取組む具体的な活動が必要。日本で私たちが何をしたらいいか、高校生の皆さんからもたくさん意見を出してもらいたい」(小坂氏)と参加意欲をかきたてました。 

 議論に入る前に、まずは知ることからはじめようと、北村氏から「SDGsとポスト2015年開発アジェンダ」と題した予備知識をインプット。これは大人でも非常に勉強になる内容で、いくつかポイントを挙げると――

世界中で都市化が進行する中、国家間の格差のほかに、国内の格差も拡大している現代において、真の豊かさとはなにか。

○1987年国連の最も重要なレポートのひとつ「Our Common Future」の中で、持続可能であることは、「将来世代の欲求も満足させながら、現代世代の欲求も満足させる」と定義。持続可能な社会とは、どこかの地域、あるいは世代に我慢を強いるものであってはならない。

○地球の大きさや資源が不変である以上、経済活動や人口が拡大すると、経済格差、水、気候変動、高齢化、エネルギー、サイバー・テロといった問題が出る。これらの問題を考えるため、2000年「ミレニアム開発サミット」にて、「ミレニアム開発目標(MDGs)」を採択。8つの目標(貧困や飢餓、初等教育の普及、ジェンダー、妊産婦等)は、いずれも途上国の開発を主眼に設定された。

○今回採択されたSDGsは、途上国だけの問題ではなく、先進国と途上国両方の問題でもあるという前提で策定された。策定のプロセスも可能な限り公開(オープン・ワーキング・グループ)。

○限られた人だけで議論したり、責任があることではない。私たち一人ひとりが、まずは「知る」、知ったうえで「考える」、考えたことを「伝える」、これが一番大事。

○ツバルの例。先進国の二酸化炭素排出で温暖化が進み、氷河が溶けて、国が沈むから「かわいそう」というだけではない。国内の工業排水処理がいいかげんなため海水が汚染、珊瑚の再生産ができなくなるというローカルの問題もある。その背景には、英国植民地だったことからガバナンスが確立しにくいという歴史もある。

世界の問題は、非常に複雑で複合的に絡み合う。色々なことを知らないと受け止められない。SDGsは、そういうことを考えさせるきっかけでもある。

○そのために必要なのが教育。あらゆる分野のリテラシーを高めることと、セクターを越えることも大事。

以上の話を熱心に聴いた学生たちに、与えられたテーマは――

・日本にとっての持続可能な社会とは?

・金沢における持続可能な発展とは?

・2030年の社会と自分の役割

 

 ここからの進行役は、東京大学大学院教育学研究科 特任研究員の山﨑瑛莉氏。 学生たちの思いをうまく引き出していきます。6つのグループに分かれた学生たちは、最初こそ頭を抱えていましたが、金沢や日本の特徴や課題を、付箋に書き出していきます。さすが加賀百万石の地だけあり、「伝統工芸」「金箔」「加賀料理」「白山(国立公園)」「里山・里海」といった、観光産業ともつながるキーワードがポンポン出てきます。一方で「過疎化」「高齢化」などの現状もきちんと見つめている。そのうち、これとこれはつながりそう!」や「金沢は観光が売りだけど、僕たちは観光地ってあまり行かないね」など、和気藹々と議論は進みます。

詳しい発表内容は、北村氏の講評とともにまとめました>>>こちら(PDFが開きます)

 最後に北村氏から、「今日はひとつのきっかけ。これからやってほしいことは、とにかく新聞をたくさん読むこと。1つじゃなくて、日本のものも海外も。海外でどういうことが起きているか、国内の報道も新聞社によって表現が違ったりもするとわかる。高校生のうちから新聞を読むことで世の中が立体的に見えてくるし、自分の中にも気づきがあるはず。何を専門にしていこうかというヒントにもなる」とアドバイスがあると、同校校長の新屋長二郎氏も「みなさんの頭脳にはアイデアがたくさん詰まっているので、いろいろと刺激を与えて答えを出してもらいたい。自分のため、地域のため、世界のためにチャレンジしてほしい」と締めくくりました。

 途中休憩を入れながらも、ほぼ3時間通しのワークショップ。若者たちが進んで議論する様子に刺激をうけるとともに、自身のことから地域、国内、世界と視点を柔軟に変えることができる人材、そのための教育が次代のカギになると実感します。

(S. Fujiwara)

ESD環境教育プログラム 成果報告会・交流会に参加しました

2015年7月29日に行われた、「ESD環境教育プログラム成果報告会・交流会」に参加してきました。環境省は、平成25年度から小・中学生向けの環境教育モデルプログラムを作成し、学校の先生などの意見を取り入れながら主に地域の学校現場で実証する事業を全国で行ってきました。今回は、これまで実際に学校現場等でプログラムを実践してきた実践者からの報告と、プログラムを地域でさらに発展させるため、地域の社会教育施設と協働したプログラム運営のあり方について考えるトークセッションを行う交流会が、よこはま動物園ズーラシアにて開催されました。当日の内容は、エクスカーション体験、ポスターセッション、トークセッションと見所満載でした。

 まず、11時から「エクスカーション体験」が行われました。初めに、共通プログラムとして、「ズーラシアスクール実施の目的及び概要」についてのお話がありました。その後、園内移動のうえ、ESDプログラムを、A「日本の絶滅危惧動物」、B「身近な生き物」、C「チンパンジーの森に関わる人々」の3つに分かれて体験しました。それぞれの内容は、ズーラシアスクールで行われているプログラムと共通しているようでした。  

 

 私はCの「チンパンジーの森に関わる人々」に参加しました。チンパンジーを観察して、生態や特徴、生息環境などについて学びました。コースの所々に看板が立っていて、チンパンジーの森に関わる様々な立場の人の意見や主張が書かれていました。例えば、木材会社に雇われているきこりや、研究者、村の子供など、全部で6人の主張がありました。それぞれの言っていることは正しく、理解できるのだけれども、チンパンジーの森に関わる人みんなが、納得のいく関わり方をすることはなかなか難しいように思いました。というのも、例えば、木材会社に関わる人にとっては、木材は商売道具であり、それが生きていくためには必要です。

しかし、チンパンジーやチンパンジーの研究者にとっては、木を切られることは好ましくありません。なぜなら、チンパンジーも生きていくためには木が必要だからです。たった二つの立場を取り上げただけでも、すでに反発しています。これがさらに6通りあるということは、より構図は複雑になります。しかし、彼らは、「生きるために一生懸命」という部分で共通していると思います。決して、相手の害になるようなことをしたくてしているわけではありません。生きるためには仕方ないと思っているのです。ただ、これからもずっと「仕方ない」で済ませていっても良いのでしょうか。各々が、自分のことばかり考えず、チンパンジーと森、森に関わる人々にとってよりよい未来になるように協力し、共に考えていく姿勢が必要だと感じました。根底にある想いは同じなので、きっと協調できると思います。

 

 

13時10分からは、全国を8ブロックに分けた、「ポスターセッション」が行われました。どの地域の方も、熱く、生き生きと、希望に満ちた表情で、実践について語られている姿が印象的でした。また、各県とも、自分たちの地域の自然や環境などの魅力を生かした取り組みを行っていて、興味深いものばかりでした。私は、自分の住む関東ブロックで、静岡県の「緑のカーテンからはじめよう」という実践について、お話を伺いました。この実践は、緑のカーテンで夏季の気温上昇を制御することだけが目的ではなく、太陽光が大きなエネルギーを持っていることにも触れていて、自然エネルギーの活用についても考えられるようになっていました。「緑のカーテン」は、比較的場所を選ばず、実践しやすい取り組みだと思いました。また、関西ブロックでは、京都府の「『歩くまち京都』学習」についても、お話を伺いました。この実践は、CO2排出量を比較することで、クルマは便利な反面、増えすぎることによる弊害があることを知り、クルマとの賢いつきあい方が考えられるようになっていました。実際に、市バスや電車の有効性について改めて考えさせられました。こちらは、観光客の多い、京都府ならではの悩みから生まれた実践だと思いました。

 

 


そして、14時20分からは、「トークセッション」が行われ、「教育施設におけるESD展開の可能性」についてのお話を伺うことができました。やはりこれからは、学校と社会教育施設とのつながりが重要になってくるということを感じました。特に小学校と教育施設のつながりは深いですが、ただ楽しんで終わりではなく、事前学習と事後学習に一貫性が必要というお話もあり、協働し、なおかつその機会を最大限に生かす活動の工夫が大切なのだと知りました。それから、個人的には、「sense of wonder」のお話が印象的で、ぜひ、レイチェル・カーソンのお話を読んで、「一生忘れたくない感性」として、周りの人にも伝えたいと思いました。

 

 

今回、「ESD環境教育プログラム」に参加できたことは私にとって、とても貴重な体験となり、また、私の人生にも大きな影響を与えるものでした。ESDという言葉は、実際のところ、まだそこまで浸透していないように思います。しかし、知らないだけで、知る機会があれば、絶対に多くの人が興味を持つと思います。私は今回の体験で、ESDは「自分たちの手で自分たちの暮らしや環境をよりよくしていくもの」なのだと思いました。そのためには、自分たちの利益だけではなく、自分たちも自然も両方を守っていけるような、win-winの関係になる必要があると思います。また、ESDは能動的な取り組みであると思います。待っているだけの受身の姿勢では、社会をよりよくしていくことは困難です。能動的な姿勢があれば、現在の地域社会に存在する様々な問題に対しても、自ら課題を見つけ、学び、考え、判断し、他者と協力しながら行動していけると思います。それから、ESDは、様々な機関の協力が必要なため、社会をよりよくするだけでなく、希薄になってきた現代の人間関係にも、再び「つながり」が生まれ、明るい兆しを与えてくれるのではないかと思います。みんながESDの担い手であり、みんなでよりよい未来を創っていけるようになったら、とても素敵ではないでしょうか。今後ますますESDの活動が発展していくよう、少しでも力になりたいです。
               

                                                                                                                2015年 インターン生 I

「環境教育関東ミーティング2014」(2015/2/28~3/1)が開催されました。

環境教育関東ミーティング2014が開催されました。
関東EPOも協力させて頂き、企画の段階から参加させていただきました。
一般参加者やスタッフ含め、100名以上の参加があり、盛大に開催されましたので、レポートします。
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【開催概要】

名称 環境教育関東ミーティング2014
プログラム
テーマ 集まれ! 環境教育のなかまたち ~ ありそうでなかった、いろんな出会い ~
会場 八王子セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1)
日程 2015年2月28日(土)~3月1日(日) [1泊2日]
対象 学生、個人、行政、企業、教育機関、NPOなど環境教育に興味、関心のあるすべての方
定員 140名(先着)
主催 環境教育関東ミーティング実行委員会 (実行委員長 青木章彦)
共催 (公社)日本環境教育フォーラム
後援 NPO法人日本エコツーリズムセンター日本環境教育学会関東地方環境事務所
協力 八王子セミナーハウス、関東地方環境パートナーシップオフィス(関東EPO)

 
 
裏方として関わっていましたので、参加した伊藤が関わった部分しかありませんが、レポートします。
 
 
■2月28日(土) 一日目

9:30 実行委員集合。栃木チームはバスで早朝に出発。お疲れ様です。
12:30 プレ講演
 「信濃川に鮭の道を復活させる~信濃川の水力発電形態と鮭の遡上・降下~」
 大熊 孝 氏(新潟大学名誉教授/NPO法人新潟水辺の会代表/新潟市環境研究所長)
13:30 IMG_1763Sオープニング・全体会
青木実行委員長の進行によるアイスブレイクです。
初対面の人も多く、まずはお知り合いになる感じ。
(写真がブレブレですので小さく掲載)
15:30 分科会A
トコロジストのすすめ ~その場所の専門家になろう~
箱田 敦只氏((公財)日本野鳥の会)
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初日は、日本野鳥の会の箱田さんの分科会のサポート。トコロジストとは、「トコロ」(場所)+「ジスト」(~する人)=その場所の専門家という意味の造語。故・浜口哲一さん(元平塚市立博物館長、日本野鳥の会神奈川支部支部長)が提唱したものです。箱田さんよりトコロジストの解説をして頂いた後、2グループに分かれて「トコロジストが知るべき知識ってなんだろう」というようなテーマ(違ってたらごめんなさい)で話し合いました。私の居たグループでは、その場所の地学的成り立ちや生態系についての自然環境についての知識と、そこにどのように人間が関わってきたかの知識という大きな分類があるのではないか?という話が出ました。例えば地名(特に旧地名や字(あざ)名)には、昔の人がその場所についての特徴を見つけて、名前をつけています。中には「災害が起きるから危険!」というなメッセージが入っている場合もある。なるほど、トコロジストが知るべき領域は自然環境だけでなく、文化など実に広い。改めて面白いコンセプトだと、みんな感心しました。
17:40 チェックイン・入浴
19:00 ポスターセッション
19:30 夕食&交流会
21:00 交流会(二次会)
IMG_0602S夕食と同じ会場で、そのまま交流会に。環境関係には東京農大出身者の方も多く、この日も大学OB+有志による、農大名物の青山ほとり(通称:大根踊り)が披露され、場を盛り上げてくれました。今回の開催テーマは「ありそうでなかった、いろんな出会い」です。活動地域や、活動領域が少しでも違うと、似た活動をされていても、意外と出会わないものです。環境教育や環境保全を実施する方が、一堂に会する貴重な機会であり、あちこちで新しい出会いがあったようです。

 
 
■3月1日(日) 二日目

7:00 早朝プログラム
9:30

IMG_0001S分科会B
NPOと企業との連携から考える環境保全
伊藤博隆(地球環境パートナーシッププラザ)
二日目は、EPOのミッションでもある「NPOと企業の連携」について分科会の一つを担当させていただきました。折角の機会ですので、取材したものを私が説明するのではなく、当事者の方にお越しいただきご説明して頂きました。お一人目は、(特活)荒川クリーンエイドフォーラム(ACF)の姫野沙知子さんです。ACFでは、荒川に漂着するゴミを拾い分析することで、環境の保全を呼び掛けるという活動です。元々は荒川下流域の各地で、河川清掃のボランティアを募り実施しており、個人や企業が主体となって活動していました。近年では規模の大きな企業がCSRや新人教育の一環として、ACFに事業を委託するような形で、清掃活動に参加するケースが増えてきています。
IMG_0003Sもうお一人は、(特活)富士山クラブの青木直子さんです。富士山クラブでは、以前は企業や修学旅行のコーディネートなどをメインに実施して収益がありましたが、参加者が多くなってしまうと富士山の自然に対して悪影響を与えてしまう可能性があるため、それをスッパリと止め、富士山周辺のゴミを拾う活動をメイン切り替え活動してきました。ゴミを拾う活動には、ゴミがある場所を特定し、ボランティアを実施する団体と調整し、行政へ申請やごみ処理の手配を行うなど、専門的なノウハウが必要となります。そうしたコーディネートをしながら、富士山の自然を守るというミッションと、団体運営の費用の一部を賄っています。

お二人の熱い発表を伺った後で、参加者の皆さんを2つのグループに分け「NPOと企業の連携」の連携するのに肝心なポイントについて議論していただきました。自己紹介をしながら、感じたポイントについてお話していただき、最終的は各グループごとで3つのポイントを挙げていただきました。Aグループは、「柔軟性」、「続ける」、「専門性」というキーワードが。確かに、NPOと企業の協働というのは、すぐに出来るものではありません。NPOは企業と協働するために、企業のニーズに合わせてボランティアメニューを変えたりしながら、粘り強く活動を続ける必要がある、という事です。確かに必要なポイント。Bグループからは、「Win-Winの関係の追求」、「(NPOの活動の)売り(セールスポイント)」、「見える化(情報発信力)」という3つが出ました。NPOの活動は、組織文化が違う企業には理解されにくいかもしれません。そうした文化の違いを乗り越えるためには、例えばごみのデータを分析して「このように改善効果があった」とかを分かりやすくアピールすることが大切ではないか、という意見がでました。短い時間でしたが、何か得るものがあれば幸いです。

13:00 クロージング
14:00 解散
15:00 エクスカーション
IMG_0061S生憎の雨でしたが、会場からほど近い、八王子の長池公園へのエクスカーションも企画しました。こちらは多摩ニュータウンの中にある里山型の公園で、財団法人都市緑化機構「第32回緑の都市賞」で国土交通大臣賞(緑の拠点づくり部門)を受賞するなど、その運営に定評のある公園です。園内をご案内頂いたのは、環境教育関東ミーティングにも参加された、長池公園副園長の小林健人さん。
こちらは、里山を保全するための多くのボランティアの方と一緒に公園運営を行ったり、近所に住む誰にでも親しんでもらえるような公園にするために、園内の案内看板などを充実させるために、デザインの出来る方がスタッフとして入っているなど、様々な工夫がなされています。参加された方は、各地で環境教育を実践する方も多く、雨にも関わらず多くの質問があり、ついつい時間が押してしまいました。園内視察後、ネイチャーセンターに戻って振返りをし、下記のような意見が寄せられました。最後に(特活)フュージョン長池理事長の富永一夫さんより、公園運営のコンセプトにについてお話いただきました。
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参加者の皆さん、実行委員の皆さん、どうもありがとうございました。

レポート:伊藤博隆(関東EPO)

公害資料館連携フォーラムin富山 Vol.5 ~フォーラム全体を振り返って~

こんにちは!

これまで4回に渡って「公害資料館連携フォーラムin富山」の報告を行ってまいりましたが、フォーラム全体を踏まえての個人的な気づきをまとめ代わりに書きたいと思います。

1.その地域らしさの可視化

ここでいう地域「らしさ」には、公害の歴史そのものに直接関わるものと、景観や文化といったより雰囲気に近いものの2種類があると思います。富山のフォーラムでは、前者として、全国の公害発生地域においても特筆すべき「企業との関係性」がフォーカスされました。後者では、エクスカーションで見た田んぼが象徴的であり、お話を聞く前はどこにでもある田んぼの風景だったのが、背景となるお話を聞くことでそれらが全く違って見えました。理解して見直してみることで、その地域でいかに稲作が身近で日常的においしいお米が食べられたかということが無言のうちに伝わります。

このネットワークが公害教育を全国規模で普遍化させていく取り組みである一方で、その公害がなぜその地域で起きたのか、なぜそこまで被害が拡大したのか、ということについては地域性が当然あると思います。公害問題を考える際に、やはり地域特有の文脈が見える「らしさ」があると、学びが増幅されると感じました。次にフォーラムが開催される地域でも、何かしらその地域らしさを出していくことが大切だと思います。

 

2.情報の相互蓄積

とある公害資料館に行けば、基本的にその公害についての資料のみしか置いていなかったのがこれまででした。しかし実際に何かを学んでいくプロセスでは、一つの事例を学びながら他の事例に関心を持ったり、相対的にいくつかを見ることでかえって理解が深まったりということがあると思います。例えば公害教育ひとくくりの中にも、行政責任の問われ方の違いや原因が大気か水(化学物質)かという違いなど無数の違いがあります。そのような他の公害の特徴や現状を見える化していきながら、ある程度共通するであろう社会の仕組みなどに対する普遍的な問題提起をしていくことが全国でつながる強みだと思います。

今回、ネットワークに参加する全国各地の資料館のパンフレット等が富山県立イ病資料館に集まり、その一部をGEOCでも配架しています。今後も公害資料館同士、もっと広がって社会教育施設同士が出している情報を相互に蓄積・発信していくことが重要だと思いました。お互いの関連性を提供し合うことで、利用者も次なる関心につながりやすく、資料館の中の方々にとっても他を知る良い機会になると思いました。

 

3.資料館を活用する機会の創出

私自身もこの業務に関わるまでは、公害に対する知識は小学5年の社会の授業で4大公害について習ったっきりであり、それまで公害資料館の存在を知ってはいても、行く機会がなかったのが正直なところです。それが、例えば今回のように広く「公害教育」という枠組みの中で、CSR、環境教育、展示やフィールドワークのあり方など派生する様々なテーマがあることで、そのテーマに関心のある多くの人も同じ資料館に集まりました。

資料館の活用が一通り「公害について学ぶ」の一回限りで終わってしまうとそれはもったいないと思うので、例えば地域の環境NPOなども一緒になって資料館を活用する機会を考えて生み出し行くことが継続されることで、地域に根付いていくのだと思います。潜在的に資料館の周辺で活動している方はたくさんいらっしゃると思いますので、そういった方たちが資料館を利用する機会を作れないか、そんなことを思いました。

最終日全体会の様子

最終日全体会の様子

 

長くなってしまいましたが、以上で「公害資料館連携フォーラムin富山」の報告を終わりたいと思います。お付き合いいただきましてありがとうございました。

kensuke eguchi

公害資料館連携フォーラムin富山 Vol.4 ~学校で公害について学んでいくこと~

こんにちは!

第4回目となる公害資料館連携フォーラムin富山の報告です。先日のブログでは「企業との関係づくり」分科会についてご紹介しましたが、今回は「学校との関係づくり」について書きたいと思います。

「学校との関係づくり」分科会は、1日目と2日目にそれぞれ違うテーマで開催されました。1日目には、県内の小学5年生に配布される「イタイイタイ病副読本」の作成に携わった富山国際大学の水上義行教授をゲストに迎え、学校カリキュラムの中にどのようにして公害教育を取り入れるかということについて話し合われました。2日目には、実際の教育現場の中でイタイイタイ病を取り扱った授業をどのようにしているかについて富山市立宮野小学校の先生である柳田和文先生にお話をいただきました。このブログでは2日目の分科会の話をしたいと思います。

宮野小学校はイタイイタイ病患者が最も多かった地域にあり、その校区には土壌復元工事が行われた地域も含まれています。そんな宮野小学校に赴任してくるまでは、富山県出身の柳田先生ご自身もほとんどイタイイタイ病に対して知らなかったそうです。そこで、4年生と6年生を対象に、イタイイタイ病を教材にした授業を実施されました。4年生は社会科の授業の中で、特にイタイイタイ病の原因究明にご尽力された萩野昇医師についての調べ学習を行い、6年生は総合的な学習の時間の中で「イタイイタイ病について伝えよう」という主題で授業が展開されました。いずれも県立イ病資料館の見学や被団協の髙木代表理事のお話を聞くなど、学校外の資料やネットワークが活用されました。小学6年生は神岡鉱業にも見学に行ったそうです。

分科会の中では、柳田先生から授業を実践していく中での工夫や気づき等をご紹介いただきました。印象に残ったことは、イタイイタイ病を勉強し始めた当初、生徒たちは神岡鉱業に対して強い批判的な印象を持ったのが、髙木代表理事のお話を聞くことでそれが少し変わった、ということです。公害を直接的に引き起こした原因企業である事実は揺るがないにしても、その後の「緊張感ある信頼関係」に対する企業側の努力について当事者である髙木さんがお話しをされたことで、生徒たちの神岡鉱業を見る目が一元的でなくなったのです。髙木さんから患者の立場で企業の批判をたくさん聞くと思い込んでいたら、むしろ企業を認める話もされたことに意外に思った生徒も中にはいたかもしれません。

 

分科会の様子

分科会の様子

 

書籍や映像などの資料を自分なりに受け取って「公害はいけない。原因企業は悪だ」ということを決めるつけることは簡単だと思います。もちろん事実は事実として受け止めなければなりません。ですが、大切なのはそこで思考停止をするのではなく、企業の従業員も同じ人間であるにも関わらずなぜそれが発生したのか、発生後にどんな努力があったのか、これから先二度と起こさないためにどうするかなどを考え始めることだと思います。そして、それを考え始める時にはやはりなるべく多くの立場の人から話を聞く必要があると思います。柳田先生の授業も決して学内で完結させるのではなく、その地域全体を学びのフィールドにし、関係者と生徒たちを直接交わらせたことが重要だったと改めて思います。

その公害教育を学ぶ過程は子どもだけではなく、大人にも当てはまることです。そのような意味で、柳田先生を通して、分科会参加者の方もまた公害教育について生徒たちから学んだような時間となりました。

 

すっかり長くなってしまいましたが、次回のブログでフォーラム全体のまとめをしたいと思います。

kensuke eguchi

公害資料館連携フォーラムin富山 Vol.3 ~未来に向けた関係づくり~

新年あけましておめでとうございます!2015年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

ブログを書かねばと思っているうちに、年をまたいでしまいましたが…前回に引き続き「公害資料館連携フォーラムin富山」の報告をしたいと思います。

このフォーラムでは、二日間をかけて合計7つの分科会が開催され、いずれの分科会でも濃い意見交換がなされましたが、私が参加した中で特に印象的な分科会を2回に分けてご紹介したいと思います。

一つ目は、6日に開催された「企業との関係づくり」の分科会です。こちらの分科会は日本自然環境専門学校の五十嵐実さんの進行の下、神通川流域カドミウム被害団体連絡協議会の髙木代表理事、県立イ病資料館の村田副館長、そしてイタイイタイ病の加害企業である神岡鉱業株式会社から中山常務らが登壇しました。緊張感ある信頼関係をこれまで相互に築いてきた被害者団体と加害企業ですが、2者がそろって公開の場で話をするということは初めてだったそうです。またその場に客観的な立場でもある公立資料館が入ることにより、単純な被害者対加害者という構図にはならなかったように思います。

企業との関係づくり 分科会

企業との関係づくり 分科会

まず中山常務から公害の発生源対策を中心にこれまで続けてきた取組を話していただき、その上で五十嵐さんからの質問に対して3名が答えていくという形式が取られました。「40年を越える継続的な関係性の維持にもっとも気を使ったことは?」など、まさに当事者のみが語り得る事柄を共有することで、分科会全体で「被害者団体-加害企業-資料館」の関係づくりについて学びを深めていきました。登壇者の発言の中では、基調講演にも結び付いた髙木会長の「対話により前進も反省も生まれる」という発言や、中山常務による「ここまでやっている企業はないと言えるほど、従業員が全員「公害監視員」の役割も負っている」という発言が特に印象に残りました。

 

2013年12月に「イタイイタイ病の全面解決に向けた協定書」が取り交わされました。しかし、イタイイタイ病を後世に語り継ぎ、二度と繰り返さないという点においてはむしろこれからが重要になってくると思います。過去に起きたことから互いに目をそらさず、忍耐強く関係性を作ってきたことがこのような分科会の場につながり、さらにこれから先の持続可能な未来にもつながっていくのだと強く感じました。

 

kensuke eguchi

公害資料館連携フォーラムin富山 Vol.2 ~企業との対話の可能性~

前回のフィールドワークに引き続き、今回は「公害資料館連携フォーラムin富山」の最初に行われた基調講演について書きたいと思います。

今年の「公害資料館連携フォーラムin富山」では、「資料の保存と活用」「展示」「アウトリーチ」「企業との関係づくり」「学校との関係づくり」「マネージメント」という6つの分科会の他に、「企業とのかかわり方」という共通テーマで開催されました。このテーマはイタイイタイ病の原因企業である神岡鉱業株式会社、その親会社である三井金属鉱業株式会社と被害者団体であるイタイイタイ病対策協議会との1972年の裁判の和解以降、40年以上にもわたる「緊張感ある信頼関係」に学ぼうということで設定がなされました。毎年継続して行われる住民による工場立ち入り調査など、この公害問題における被害者と加害者との関係性の維持は国内で最も確立しているといってよいと思います。

さて、この共通テーマに関連してフォーラムの冒頭に、株式会社クレアン代表取締役の薗田綾子さんより「企業との対話の可能性」というテーマで基調講演を頂きました。信頼性としてのCSR(企業の社会的責任)という言葉の説明から、大手企業がステークホルダーダイアログによって実際に変わった事例について紹介してもらいました。
「対話のある社会と対話のない社会」の比較を個々人で考える時間なども効果的に取り入れられ、これまでCSRという言葉が身近でなかった人にとっても、非常にわかりやすい講演となったのではないかと思います。結果的に、「対話」という言葉が本フォーラム全体における一つのキーワードとして参加者の心に印象強く残りました。

薗田さんによる基調講演

薗田さんによる基調講演

公害問題はその発生当初から「被害者(=患者、市民)VS加害者(=企業、行政)」という構図の基に反対運動が行われ、その中には互いに乱暴な手段も用いられていました。しかしながら同時にそれらの長い運動の一つの成果として、今日における企業のCSRに基づく対話の窓口が生まれたのだと思います。

企業も市民団体も同じ地域に生きるステークホルダーとして、互いにより良い社会に貢献するような下地作りとしての「対話」が大切だと痛感いたしました。

kensuke eguchi

公害資料館連携フォーラムin富山 Vol.1 ~ただの田んぼ?それとも…~

協働取組加速化事業の全国案件として継続採択された公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)が実施する「公害資料館の連携 -参加型学習で被害者・企業・行政・地域をつなぐ-」の主要事業である「公害資料館連携フォーラムin富山」が先日開催されました。こちらは、昨年度の新潟での開催に引き続き2年目の開催となります。

12月5日(金)~7日(日)の2泊3日で非常に中身の濃いフォーラムでしたので、複数回にわたってその模様をブログでお伝えしたいと思います!

 

12月5日のみぞれまじりの雨が降る中、初日のフィールドワークが始まりました。50名の定員も数週間で埋まるなど、関心の高さがうかがえます。

 

さて、JR富山駅と富山空港で参加者を載せた大型バスが最初に行く先は富山県立イタイイタイ病資料館。この3日間のメイン会場となる場所で、まず鏡森館長のご挨拶があり、その後に職員の方に資料館を案内して頂きました。約2年半前にオープンしたこの県立イ病資料館に初めて訪れた方も多く、富山県の暮らしの風景、公害の発生、救済や復元のやり方など、まずは概要について資料館の展示を使いながらご説明頂きました。

富山県立イタイイタイ病資料館を見学

富山県立イタイイタイ病資料館を見学

その後はバスに乗り込み、汚染から復元された復元田とその記念碑、富山県の復元事業を待たずして住民の方々が自主的に行った自主復元田とその記念碑などを回りました。ただし、あいにくの雨だったので、イタイイタイ病解明にご尽力された萩野昇医師のお墓と神通川は、バスの中から見るのみとなってしました。

 

 

 

 

自主復元の碑

自主復元の碑

バスのフィールドワークの最終目的地は、イタイイタイ病救済・再発防止のための運動拠点として建設された清流会館でした。そこで、これまで被害者団体をリードされてきた一般財団法人 神通川流域カドミウム被害団体連絡協議会代表理事の髙木勲寛さんからまとめの解説をもらい、その場でこのフィールドワークの振り返りということで、少人数グループに分かれて感じたことなどを共有しました。終始熱心な質問が飛び交い、大変実りのあるフィールドワークでした。

 

 

 

清流会館にて

清流会館にて

私個人は、この協働取組事業の一環で昨年の夏に初めて富山、そして県立イ病資料館に来ました。その時には、富山空港から歩いて資料館に向かったのですが、行きは一見普通の田んぼが広がる風景だったのが、帰りに改めて見てみると、かつて汚染されそこから復元された田んぼということで完全に違って見えました。また、今回のフィールドワークで復元にかける思いとして、おいしいお米が食べたいという農家さんの強い思いをうかがうことができ、さらに特別な田んぼに見えました。

「公害」という言葉だけでは、つい自分自身とは関係ないものだと捉えてしまいがちですが、例えば普段何気なく食べているお米、そのお米を産み出す田んぼ、その田んぼに流れる川、その川の上流…といったようにそれぞれのつながりや背景まで見ることで、受け止め方が変わってくるように思います。

実際に現地に足を踏み入れることの価値を感じられた一日となりました。

土壌復元された田んぼ

土壌復元された田んぼ

 

 

 

 

 

 

 

kensuke eguchi

ヒーローにも環境ボランティアの推進に一役買っていただきました。

関東EPOでは、各地で開催される環境イベントなどにお邪魔して、パートナーシップの第一歩でもある、環境ボランティアの普及啓発を行っています。今回は、栃木県地球温暖化防止活動推進センターさん主催の「ECOテック&ライフとちぎ2014」に12/7(日)にお邪魔して、EPO/GEOCならびに環境ボランティア(=環ボラ)のPRを行って参りました。


マロニエプラザ(栃木県宇都宮産業展示館

会場の「マロニエプラザ(栃木県宇都宮産業展示館)」です。

企業のエコ商品展示をメインに、行政、学校、NPOなど様々な団体が、エコ製品やエコな取り組みについて紹介を行っています。関東EPOでは、関東地方環境事務所の出展スペースを間借りして、関東EPOのイベント恒例の「飴ちゃんクジ」を実施しました。これは、関東EPOで発行している「環境ボランティアなび2014」に掲載されている環境NGOをタイプ別に分類し、フローチャートを辿っていくと、あなたにぴったりのボランティアが見つかる、というものです。こうした家族向けのイベントでは、「協働」とか「パートナーシップ」と言っても、他のブースの中で埋没してしまいます。それを少しでも分かりやすく、PRも出来るツールとして開発したのが「飴ちゃんクジ」です。(前任のSさんに感謝)

 

 

 

 

環境省と経済産業省の合同ブースに間借りしています

環境省と経済産業省の合同ブースに間借りしています


来場者の方は、家族連れが多いでしょうか。一般の方に来て頂くよう、ライブイベントなどもありました。この時は、自転車チーム「宇都宮ブリッツェン」がトークライブをしていました。

 

 

 

 

 


宇都宮ブリッツェンによるトークライブ

宇都宮ブリッツェン

 

昨今のゆるキャラブームを反映してか、この会場にも様々なゆるキャラが登場し、子供たちから抱きつかれたりケリを入れられたりしていました。そんな中、ひときわ目立っていたのが、栃木県鹿沼市ローカルヒーロー「絢爛郷土カヌマン」です。カヌマンの皆さんにも「飴ちゃんクジ」を実施していただきました。そして担当者と環境ボランティア推進に一役買って頂くよう、お誓い頂き、硬い握手を交わしました。

 

 

 

 

ありがとうカヌマン。

ありがとうカヌマン。流石、ポーズも決まってます。

 

カヌマンの他にも一般の来場者の方にも「環境ボランティア」のおススメをして参りました。
環境ボランティアは、楽しく役に立ちますので、皆さんにもおススメです。「まだやった事ないよ」という方は、是非「環境ボランティアなび2014」をご覧ください。また、ボランティアを探す個人や企業の方のご相談にも応じておりますので、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

(Report:Itoh)