NPO法人 アサザ基金 2011年11月2日

活動分野

大気・水・土の保全、持続可能な地域づくり、環境教育・ESD

活動理念

「自然と人間が共存できる豊かな社会」のため、新しい社会システムの構築を通して、環境保全と地域振興を同時に実現する循環型社会の実現を目指している。

概要

霞ケ浦流域各地での自然再生や里山の保全、外来魚駆除事業などを、流域の小中学校の子どもたちの活動と一体化しながら進めている。

ソーシャルビジネス 活動実績

  • アサザプロジェクト(1995年~)
    霞ヶ浦・北浦流域の学校・研究者、事業者、行政が参加する市民主導型の協働プロジェクト。流域に循環型の社会システムを実現。環境教育や社会的企業を組み込んだ循環型、ネットワーク型、かつ持続的な市民型公共事業によって、流域の自然・文化・産業を再生・創造。約20万人以上の市民が参加。
  1. 湖岸植生帯の回復
    水草が根付くのを助けるため、流域の木材(粗朶)を使った消波施設を提案し、これが国の公共事業として採用された。アサザ基金が流域の林業関係者と国の調整役になることで、荒廃が進んでいる森林の管理と湖での自然再生とが同時に実施する仕組みを作った。これにより、水源林の保全と林業の活性化、新たな雇用の創出などの効果が生まれている。
  2. 外来魚駆除と有機農業の連携による水質浄化システムの事業化
    霞ヶ浦の外来魚を捕獲した漁師から買取り、魚粉にしてJAや近隣農家へ肥料として提供し、育った野菜を「湖が喜ぶ野菜たち」とブランド化してスーパーで販売。生態系再生を実現しつつ地元漁業、農業にまで利益を還元する仕組みを生み出している。
  3. その他
    環境教育事業、企業との協働による水源地保全事業、牛久市と取り組むバイオマスタウン事業 など

基本情報

代 表 飯島 博
所 在 地 〒300-1233 茨城県牛久市栄町6-387
連 絡 先 TEL:029-871-7166 / FAX:029-871-7169
URL http://www.kasumigaura.net/asaza/
設 立 1999年
スタッフ数 理事8名、監事2名、顧問1名、スタッフ9名
会 員 数 正会員26名、特別賛助3、賛助団体12、賛助個人75名、協力140名
年間収入 4,500万円