【海外事例40<書籍>】生きている地球レポート2012 2015年3月20日

本報告書は、地球全体の生物多様性の劣化と、その原因である人類による資源や環境の過剰な利用の現状を主に「生きている地球指数」と「エコロジカル・フットプリント」の二つで数値化し、2年に1度発表している。

 

「生きている地球指数」は過去40年間の間に地球全体で約28%低下し、特に熱帯では、60%も低下した。現在の人類は、地球1個分が持っている生産力を上回る規模で消費を続けている一方で、生物多様性の損失や生物生産力の低下が深刻化し、その損失は、特に自然資源を糧に暮らす途上国の貧困層にとっては大きなダメージになっている。

「生きている地球」にとって私たち人間がよりよい選択をするために自然資源を適切に維持管理・共有し、地球一個分の暮らしの中で生活するよう具体的な事例とともに提案している。

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書籍情報

書籍名; 生きている地球レポート2012
(原題「Living Planet Report 2012」)
発行元; WWF
発行年; 2012年
テーマ; 生物多様性、気候変動



※【海外事例<書籍>】は、書籍や調査レポートなどを通して、海外事例を紹介するコーナーです。