[国内事例76] 豊中アジェンダ21 –地域社会を守るとよなか市民行動計画- 2012年3月29日

概要

 特定非営利活動法人とよなか市民環境会議アジェンダ21が主体となって推進している。
 1996年に市民・事業者・行政がパートナーシップで環境問題に取り組める組織として「とよなか市民環境会議」を発足。1999年に市民の行動計 画として「豊中アジェンダ21」が策定された。これは同年に策定された市の行政計画である「豊中市環境基本計画」と車の両輪のように推進されるこ とが目標とされている。アジェンダは88項目の行動提案からなり(2005年に101項目から改定された)、地域社会とそこに生活する市民、さら には未来を担う世代のためにその実施が推進されている。特定非営利活動法人とよなか市民環境会議アジェンダ21では、この推進のために以下の事業 を展開している。

全体活動:
・ とよなか市民環境展(1992年から開催)
・ エコSUN市民発電(しみん共同発電事業)
・ ニュースレター「とよなか環境」の発行(1996年から「とよなか市民環境会議ニュースレター」として発行。2002年より現在の名称)
・ 環境学習の実施

部会活動:
・ 生活部会(環境に配慮した暮らし方を推進)
・ 自然部会(環境に親しみ守り育てる)
・ 事業部会(環境配慮型事業の推進)
・ 交通部会(公共交通機関や輸送関連の事業者を対象とした活動の推進)

プロジェクト活動:
・ 竹炭プロジェクト(竹のリサイクル)
・ 企画屋本舗プロジェクト(楽しみながら環境を考える)
・ 花と緑のネットワークとよなか(生ごみの堆肥化を通じた食の循環や花の育成)
・ 地球温暖化対策プロジェクト(豊中市地球温暖化防止地域計画の実施)
・ あい・あいプロジェクト(体験型環境教育プログラム)

パートナーシップのポイント

 特定非営利活動法人とよなか市民環境会議アジェンダ21の母体となる「とよなか市民環境会議」は2002年6月25日に設立。2003年6月27 日に現在の名称に変更された。2003年12月16日にNPO法人格取得。会員は個人159人、団体36(2010年度)
2005年 第14回地球環境大賞・環境市民グループ賞(フジサンケイグループ)、2006年 平成18年度おおさか環境賞 府民活動の部大賞(豊かな環境づくり大阪府民会議)を受賞している。 

カテゴリ

行政や事業者からの補助金・助成金によるもの

テーマ

持続可能な地域づくり

主体とパートナー

□主体
特定非営利活動法人とよなか市民環境会議アジェンダ21
□パートナー
豊中市、労働組合、企業など
□参考サイト
豊中市公式ホームページ「市民の環境活動情報」