インターリンケージ14 2012年1月25日

インターリンケージ Inter-linkages

地域会合―太平洋地域のMEAに関する統合的人材開発―開催

<2004年3月15日~18日 フィジー、ナンディ>

2004年3月15~18日、国連大学と南太平洋地域環境計画(SPREP)の共催で、太平洋地域における多国間環境条約(MEA)に関する統合的人材開発にかかわる地域会合を開催した。同会合は、2002年から2003年にかけて行われた国家事例調査の直接的なフォローアップと位置づけられる。日本の環境省からの大きな支援を受け、南太平洋大学、国連開発計画、国連環境計画などの地域・国際レベルの協力団体が一堂に会した。

今回の会合の中心テーマは、人材開発を目的としたナレッジマネジメントを幅広く視野に入れた、国家レベルでのMEA管理への協力体制づくりに向けた問題提起である。参加者は、地域内での「規模」や「課題」をまたいだ環境条約に関する相互協力を強化するための機会と限界を踏まえた上で、具体的な行動計画についての議論を進めた。また、インターリンケージの国家事例調査の成果や、インターリンケージの概念を普及するためになされてきた、さまざまな組織の経験に積み上げる形で、人材開発に向けた地域内協力の推進についても議論された。こうした地域内パートナーシップは、国・地域レベルにおいて、SPREPのような地域機関の立場の強化という点を含め、政府・非政府双方の組織にとり、太平洋島嶼国間の協力促進に有益である。地域内パートナーシップへの枠組み作りの準備はほぼ完成段階にあり、間もなく関係国の承認を得るため具体案が提出される予定である。

詳細は、英語版のホームページをご覧下さい。
http://202.253.138.71/Scripts/dbml.exe?template=/ENV/news1.dbm&type=1&ID=484