3/16開催「人間と地球のための経済 ― 経済学は救いとなるか?」 2016年3月5日

2016年3月16日(水)、2001年ノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・スティグリッツ氏を迎えて、宇沢弘文教授メモリアル・シンポジウム「人間と地球のための経済 ― 経済学は救いとなるか?」を国連大学にて開催いたします。

宇沢弘文(1928~2014)は、戦後の日本の荒廃のなかで経済学を志し、アメリカ人経済学者ケネス・アローらとともに経済学に新たな数学的手法を持ち込みました。その関心は一貫して、市場均衡の問題、経済成長、持続可能な発展の問題に向けられ、著書『自動車の社会的費用』では、自動車と人間が共存しうる都市設計について経済学的分析を行い、「社会的共通資本」の概念を生み出しました。本シンポジウムでは、世界における貧困と格差の問題、地球環境問題と持続可能な成長の問題について自由な立場で議論することを通じて宇沢弘文の業績を再確認するとともに、将来への展望を共有します。

本イベントは、日本語と英語の同時通訳があります。

開催概要

|日 時|3月16日(水)15:00~18:00
|場 所|国連大学ウ・タント国際会議場(東京都渋谷区神宮前5-53-70)
|主 催|宇沢国際学館
|共 催|国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)、慶友国際医療研究所
|後 援|環境経済・政策学会(予定)、一般財団法人地球・人間環境フォーラム、公益財団法人地球環境戦略研究機関(予定)

プログラム

(受付・開場14:30~)

15:00–15:10 開会挨拶とシンポジウムの趣旨
宇沢達(名古屋大学教授)

15:10–16:10 基調講演:「グローバリゼーションと地球の限界下における持続可能な経済と社会」(仮)
ジョセフ・スティグリッツ(コロンビア大学教授、2001年ノーベル経済学賞受賞)

16:10–16:50 報告:「宇沢弘文教授の遺したもの:人間と地球のための経済学への示唆」
松下和夫(京都大学名誉教授、公益財団法人地球環境戦略研究機関シニアフェロー)

16:50–17:00 休憩

17:00–18:00 パネル・ディスカッション「人間と地球のための経済」
コーディネーター:竹本和彦(国連大学サステイナビリティ高等研究所長)

パネリスト:
ジョセフ・スティグリッツ
宇沢達
松下和夫

参加お申込み

入場は無料ですが、事前登録が必要です。参加のご登録は、以下からお願いいたします。

参加登録こちらから>>>(国連大学のサイトが開きます)