加藤副大臣の挨拶
 優秀提言に選ばれた皆さま、改めてお祝いを申し上げます。また、本日提言の発表をなされた皆様、活発な意見交換に参加いただいた環境政策提言推進委員会の委員の皆様、本日お集まりの皆様に対し、このような行政と民間との交流の場をもてたことについて、感謝申し上げます。
 NGO/NPO・企業環境政策提言として応募いただいた提言は、温暖化対策、循環型社会の形成、環境教育、森林保全、地域からの環境保全の推進など、幅広い分野にわたり、どれも問題に立ち向かう前向きなものでした。改めて、環境行政として取り組まなければならない問題の幅の広さと、取り組みの多様さに驚き、かつ皆様とともにしっかり取り組まなければならないと感じたところであります。
 今や、国や地方自治体に環境問題への取組を任せておけばよい時代ではありません。温暖化問題への取組や、循環型社会の形成など、行政だけではなく、NGO、企業、国民が、自ら進んで環境保全に取り組んでいくことが不可欠となっている課題が多くなっています。
 その中で、自分だけでは解決できない課題については、アイディアを出し、行政、NGO、企業、市民がパートナーシップを組んで、その実現を図ることが必要と思います。
 こうしたパートナーシップによる環境保全についての取組は、まだまだ始まったばかりです。今日の政策提言フォーラムは、パートナーシップによる環境政策作りへのきっかけの一つとなってほしいと期待しております。
 環境省といたしましても、いただいた提言を真摯に受け止め、政策に生かすべく取り組んで参りたいと思っております。
 本日参加された皆様が、今日の議論の中から自分なりの成果を見つけていただき、今後の行政/民間のパートナーシップを組んだ取組に生かしていただくことを期待申し上げまして、私からの挨拶とさせていただきます。